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死刑っていう遊び…あったよな〜 [こむづかしい話。]

どこぞの「小泉さん」が

「死刑は当然」

と仰った。小泉さんがもし



ご近所にお住まいの小泉さん、
テレビに映る今日子さん、
僕の車に偶然ぶつかった小泉さん、



であるなら、いくらでも言いたいこと仰ってくれて結構。















でも、あなたの肩書きは内閣総理大臣。





確実に影響が出るとは言えないかもしれないけど、
まだ確定してない裁判の内容について国会や内閣が
意見するのはどうなんでしょ。




どうして裁判所が存在するのか?
どうして中学校の公民で、国会と内閣と裁判所は
独立してて、三権分立がどうのこうので…
なんて習ったのか?




裁判所の職責、それは裁判を通じて国民を守ること。
政治的権力の圧力を払いのけて、少数者を保護する
ことが求められてる。

国会では多数決で法律が作られる。
当然、少数派は無視されることになる。
少数派が間違ってるわけじゃないけど、そんなこと
言ってたら何も決められないから、多数決にする。


このときに切り捨てられた少数者は当然多数者と同じ
人間なのだから、切り捨てられたことで人権が侵害される
ことだってある。


そんなときに登場するのが裁判所。少数派を守る。

警察、検察、マスコミ、被害者が

「こんなやつ死刑!しけー!しけー!」

といくら言っても、裁判所は被告人、弁護人の言い分に
耳を傾けて、多数少数という観点を排除して法的に結論
を下す必要がある。…だって、多数決で人を殺せる世の中って、
怖いと思わんかなぁ?

昨日トラックバックを送らせてもらった先で
見つけた記事。引用させてもらいます。

もしオウム真理教がクーデターを成功させて国家中枢を掌握していたら? 靴を舐めろ、さもなきゃ殺すぞと信者に脅されても「おまえたちは死刑だ」と言えるのか? 言えるわけがない。おそらく殆どの人間は自分を守るためなら喜んで靴底の溝にこびりついた泥まで舐め取るだろう。そんな多数派にしがみつくしか能の無い風見鶏ピープルが死刑云々を語るとは片腹痛い。



多数派の上に乗っかってるからこその言論って、
まぁそんなもんでしかないわけ。平等に話を聞こう
じゃないか、って言ってくれるのが裁判所なんやから
大事にしないとあかんはず。
内閣総理大臣やとかマスコミやとかにトヤカク言われる
のを嫌う理由ってのがよくわかる。







被害者、遺族の意見を酌み取る場所がないじゃないか。
それはそれで問題やと思うけど、今の刑法は制度上
被害者、遺族を保護するためにあるわけじゃない。

そういった問題は裁判員制度や、迅速な裁判手続きが
解決してくれることを願わんばかり…。












…朝日新聞の記事を見て、ちょっと思うこと、ありましてん。




小泉首相「死刑は当然」 松本被告判決で異例の評価


 小泉首相は27日夜、オウム真理教元代表・松本智津夫(麻原彰晃)被告に対する死刑判決について「あれだけの大犯罪ですからね。死刑は当然ですね。もっと早く裁判が終わっていればいいんですけどね。被害者はやりきれない思いでしょうね。悔しい思いよく分かります」と語った。被害者に対する政府の支援策が十分かとの質問には「状況は人によってそれぞれ違いますからね。できるだけの対応はしないといけないと思っています」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 歴代首相は、三権分立の原則から確定前の判決について評価を述べるのは避けるのが通例で、こうした発言は異例。小泉首相は昨年8月、大阪教育大付属池田小での児童殺傷事件で宅間守被告が死刑判決を受けた際にも「当然だと思う」と語っている。                  (2004/02/27 朝日新聞)

2004年02月28日 | この記事のURL | コメント(7) | Trackback(0)





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■ 確かに
被告を庇うつもりはありませんが、内閣総理大臣が言い放つ言葉ではないと思います。
Masamune (2004-02-29 01:23:18)


■ d-s-j blogさんのblog map経由で
ここにたどり着きました。
いま、ご近所さん巡りを勝手にやっています。

そうですね。首相がいう言葉ではないです。小泉妄言録ができるほどだから、あんまり自分の言葉の影響力を理解されていないでしょう。思ったことがすぐに口を吐くタイプの人でしょうね。たまに「感動した」なんて、思ったままいった言葉が妙にウケたりするもんだから調子に乗ってるんでしょう。

あと、まったく別のことですが、
>多数決で人を殺せる世の中って、
怖いと思わんかなぁ?
米国の陪審員制度をまねた裁判員制度、これって結構「多数決で人を殺す」制度だと思うんですが、どうでしょう?
だいぢろ (2004-02-29 20:18:45)

■ そうです。
>masamuneサン
総理大臣は司法に口出しするんじゃなくて、
それなら現在の刑事制度に欠けている
被害者・遺族の慰安を徹底的に追求すれば
いいんじゃないかと思います。
むしろそれこそが行政の役目だろうし。

>だいぢろサン
mapで僕のマークの右肩に乗っかってる方ですよね。
やや重いです。ていうか、ご近所過ぎですね…。

鋭い指摘をどうも。
2009年から導入されようとしてる裁判員制度…
そうです、僕も「多数決で人を殺す」制度として
働きかねないモノだと捉えてはいます。
実際、裁判官と裁判員の多数決で刑を下すわけやし。

現時点でお偉いさん達は
「裁判員と裁判官の権限は対等」で
「事実認定と刑の重い軽いについても裁判員は口出し可能」
という制度にするって決めてるみたいです。もし
知ってたら申し訳ないです。これはかなり裁判員の
発言力が大きい、つまり「多数決による死刑」と
なる可能性が高い制度になります。
実際にこのまま適用するとなると憲法問題になるんじゃないかと僕は考えてます。「職業裁判官による裁判を受ける権利」
ってとこにひっかかるんちゃうかなと。



で、裁判員制度導入で考えられるメリットとしては、
・裁判員制度の導入で間接的に裁判手続きが迅速に
 なるという効果が望める。
・市民の感情が反映されやすくなる。
・この制度が一般市民の果たすべき義務として認知
 されるようになることで、国民の「法」という
 モノに対する姿勢が変わる。
 →政治にも関心を持つようになる。

デメリットは
・多数決の観点で人を殺しかねない。それの逆も
 ありうる。本来なら死刑やのに無罪にしてしまう
 とか。
・仕事を休まなくてはならないなどの市民への負担増。


こんな感じですか…。
バランスをうまく取ってもらいたいですね。

刑事裁判に市民感覚をとりいれつつ、
法の手続きに則った迅速な裁判…。
できるんでしょかね。。。
長くなってしまいました。
花湯 (2004-02-29 22:22:05)

■ アメーリカの陪審員制度は
すでに時代遅れになっていて、そのことは向こうでも結構議論になっているところみたいですよ。

>バランスをうまく取ってもらいたいですね。
そうですね。何事も中庸ってところが肝心なんでしょうね。俺なんか、すぐ過激思想&思考に走ってしまう方だから。でも、「市民の感情が反映されやすくなる。」ってのは気を付けないとデメリットになりかねませんね。どうでしょうか?

右肩、肩こりにならなければいいのですが、何せ大阪市内でありながら、最寄りの駅まで徒歩20分は絶対にかかるという「大阪市の北海道」と呼ばれるところに住んでいるもんで。花湯さんはそれより若干南なのかそれとも、同じ集合住宅とか・・・うわー。
だいぢろ (2004-03-01 00:05:50)

■ ふむふむ。
>アメーリカの陪審員制度はすでに時代遅れになっていて…
確か「現在の日本の法体系に欧米の法制度を採用する
ことが馴染みやすくていいぜ」みたいなことを
なんちゃら推進本部が言ってたように記憶してるけど、
ただ真似るだけやったら問題だらけってことですね。
戦前日本の陪審制は15年でポシャ、ですし。


確かに「市民感情を反映する」というのは、
本来少数者の救済のために存在する裁判所に
民主主義を植え付けることになりますから、
大いに危険です。その点で陪審員制度はかなりこわいですよね。


現在なぜ「市民感情の汲み上げ」が必要とされてるか、
というのを考えると、刑法が制定された当時では
予定されていなかったような凶悪な犯罪が頻繁に
起こってるからだと思うんです。
「あんなに極悪非道な犯罪を犯したはずのヤツが、
 どうして死刑じゃなくて、懲役刑だけで済むんだ!」
みたいな感じで。
現行の刑法では対処しきれていない部分があるのかなぁと。

だから、そういう欠陥を補う意味での
「市民感情の反映」は、必要最小限で行って
いくのがいいんじゃないかな、とこんな風に
思います。
積極的に民意を反映するのには反対です。



最寄の駅まで20分…はて。
大阪市の北海道というと…最北端ってことですねぇ?
僕も最北端な気が。ただ最寄駅はそこまで遠くは。。。

「日が沈むとサーチライトを天空に向かって
グルグル」
ていうキーワードでピンときますか?
僕はピンときます。
花湯 (2004-03-01 01:09:25)

■ へぇ
戦前に陪審制ってあったんですね。知らなかった。

>確かに「市民感情を反映する」というのは、本来少数者の救済のために存在する裁判所に民主主義を植え付けることになりますから、大いに危険です。その点で陪審員制度はかなりこわいですよね。
実は自分のブログに思いっきり大衆迎合型の論調でオウムのことをやっちゃって、かなり鋭いつっこみが入っていたんです。変ですね。こちらではその危険性を書いてたりするんですが・・・。

天空にぐるぐるサーチライトはわからんなー。でも本当に大阪市の最北端なんですよ。吹田市&摂津市まで歩いて3分ですもん。
だいぢろ (2004-03-01 22:08:58)

■ 北海道は最北端であり、最東端…。
僕はだいぢろさんより数キロ下流のホトリです。
Yです。東Yですかね…?僕は全然北端じゃなかったです。
すいません。


だいぢろさんのblog見てました。
コメント欄にもtrackback機能が欲しいぐらい
興味深い議論です。

>変ですね。こちらではその危険性を書いて
>たりするんですが・・・。
(・_・?)確かに…。絶対悪の存在を主張しつつ、
多数決による死刑に反対というのは…?


何が絶対悪なのか、という判断は結局個人の価値観に
基づいて発言することしかできないのだと思います。
その意味で僕は「絶対悪」の存在を否定してしまってる
ことになるんか…あー。ayaさん寄りということで…


一番の問題は
裁判が確定するまでに時間がかかりすぎる。
ここに国民の不満の根源があるような気がします。
長い時間を掛けて慎重に手続きに則って
裁判を行っているのに、「貝のポーズ」を
とって黙秘したり、審議中に不規則発言をしたり
してやがる。こんなやつに通常の裁判手続きを
保障して、何になるんだ。みたいに。
素早く的確に刑を宣告できれば、もう少し
麻原に対する一般市民の怒りも和らぐのではないで
しょうか?勝手な想像ですが。
花湯 (2004-03-02 01:01:01)

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